以前からGRBLの設定で気になっていたことが解決したので、忘備録として残します。
GRBL0.9iまではレーザー加工機で使用すると、加速や減速時もレーザー出力が一定だったが、GRBL1.1以降?は加速時と減速時にレーザー出力を可変できるようになりました。
つまり、加速時と減速時は移動速度が遅いため、レーザー照射される時間が長くなり、切断では切れないところが発生したり、彫刻では白黒2値のドット描画しか使えなかったのが、レーザー出力が連続可変するので、ラスター描画が綺麗になるということです。
ちなみにGRBL1.1以降は$32=1とすることで、M4でこの連続可変モードが使えるのですが、$32=0のときはM3でもM4でも出力することが解りました。
まあ、もともとCNCではM3がスピンドル正回転、M4が逆回転なので回転方向のないレーザー加工機なら、どっちでも出力して当然ですね。知らんかったので、$32=0でもなんでM4使えるのか悩みました。
ハイ、これが$32=0でM3出力です。階調間の濃いところが加減速中の場所です。
これが、$32=1でM4出力です。非常になめらかです。真っ直ぐじゃないのは精度が悪いのが原因です。リニアレールとかに改造が必要か・・・
これが$32=0でM3出力です。見れたもんじゃないでしょ。
これが、$32=1でM4出力です。どうでしょうか?高さ50mmの大きさの割にはきれいだと思いませんか?左はコントラスト設定の失敗です。
このテストは全てシナベニア合板4mmで作成しています。
あと、データはLaserGRBLを使わせて頂きました。フリーソフトなのにレーザー出力の連続可変に対応しているスバラシイです。
LaserGRBL設定について、特にCO2レーザー加工機の場合はカラーチャートを彫刻したい材料でテストして、一番濃い境界の出力をMAX、ギリギリ見える部分をMINへ設定するといい感じでした。
うちのレーザー加工機はMIN=78、MAX=105くらいが良いようでした。
GRBL1.1以降はPWMが100%=1000となるので、出力で7.8%-10.5%ですが、110V仕様の電源を100Vで使用しているので、実際は約7.1%ー9.5%くらいと思います。
これで写真の出力に目処が着いたので、レーザー加工機でヤりたかったことの一つは果たせそうです。
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