2017年11月26日日曜日

買ったもの

 こんにちは。ぽんです。
 随分と寒くなり、窓開けているお宅もあまり無くレーザー加工に良い季節?となりましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
 ぽんはレーザー加工用に薄い木材を発注しましたが、注文してから2週間程度かかるとのことなので、現在はレーザー加工機の改良とテストを行っています。
 改良ポイントは冷却と排気浄化の強化ですが、まだ、未完成ですのでまたの機会に紹介したいと思います。

 さて、テストの方ですがうちのレーザー加工機は焦点を手動で調整するので、焦点調整治具をアルミアングルや木材で作っていましたが、材料によって焦点距離を深くしたい場合に不便だったので、下記のような物を購入しました。
 使用を想定すると10mmから15mm以上まで0.1mm単位で焦点距離の調整に使えることが必須でした。
 調べてみるとラジコンカー用の隙間ゲージだと5mmー15mmまでと測定範囲はいいのですが、単位が1mm単位なのでシックネスゲージと併用で使えますが面倒そう。
 またデジタルハイトゲージも候補でしたが、本来は高さの調整用のため隙間調整には使いにくそうと思った。
 どうしようかと悩みながらAliExpressを彷徨うと、WedgeGageというものを発見。
 測定単位が0.1mm単位で範囲も1mmー15mmまでと条件にピッタリ。
 ということで2,186円+送料451円で、ステンレスの塊に3,000円は高いと思いましたが、外に無いので購入しました。


 買った感想は・・・スバラシイ!
 うちのレーザー加工機はヘッド先端から14.2mmが焦点ですが、右側に合わせてヘッドを昇降するだけで焦点調整が完了!
 ちなみに1目盛り=0.1mmで、下の図は3.8mmに調整して、材料の0.4mm深部に焦点を合わせています。

 なお、商品には保管ケースも付属しているので、安心でした。

 焦点距離の調整が簡単になり、これでまた使いやすくなりました。

2017年11月12日日曜日

レーザー加工機の製作・自作(排気浄化器2)

 こんにちは。
 朝晩がめっきり寒くなりましたね。
 こんな寒い日なのに、今日はもっと寒い南小国町へお出かけしました。
 しかも、愛車PCXで。。。。そうですスクーターです。
 外輪山が一番寒かったけど、寒さが気持ちよくて、ちょっとしたツーリング気分を満喫しました。

 さて、なんで南小国町へ出かけたかといいますと、9月1日にオープンした「ファブラボ阿蘇南小国」への見学が目的でした。
 突然の訪問にも関わらず、丁寧な対応をしていただいた穴井さま(㈲穴井木材工場代表)、親切にこちらの質問に答えていただきました鈴谷さま、誠にありがとうございました。
 あとで鈴谷さまについて検索したら、あの博多図工室の方でした。一度は行ってみたかったけど、行けないうちに休止になり残念に思っていたのですが、なんとTECH PARKさんでご指導されていたなんて驚きました。
 改めて今日、お会い出来て、ご教授まで頂けたことに深く感謝です。

 さて、前置きが長くなりましたが、排気清浄器の断面図です。
初号機?との変更点はHEPAフィルターとフェルトです。
 実は昨日までフェルトなんて、まったく考えていなかったのですが、鈴谷さまにアドバイス頂き、追加することにしました。
 これでHEPAフィルターの持ちがかなり改善されるとのこと。

制作はシナベニア4ミリを使用しました。
上に見える紙みたいなヤツは掃除機の紙パックです。主に粉塵濾過用です。
 途中の仕切りには取り外し式のフィルターをスライドで入れる予定です。
 上段に換気扇フィルター+フェルト、下段にHEPAフィルターです。
アルミダクトホースの継手には、雨樋用ジョイントとエアコン用壁穴部品を使っています。
 これで、75ミリの雨樋パイプがそこそこキツめに入るので、取り外しが容易な上に隙間もほとんど出来ません。
 これは最下段にカートリッジ式で入れる活性炭ボックスです。網はホームセンターで買ったプラ網です。
 設置するとこんな感じです。
 HEPAフィルターは自動車用をすでに発注済みで、フェルトは100均あたりで探します。
 とりあえず今日はここまでです。







2017年11月8日水曜日

レーザー加工機の製作・自作(排気浄化器1)

 こんにちは。ぽんです。

 レーザー加工機で木材の切断やアクリルを加工する際は、とんでもない量の煙や臭気を伴う排気が発生します。
 諸先輩方は加工機からダクトホースと換気扇や排気ファンを利用して屋外へ導き、大気開放している場合が多いようですが、うちは住宅街なので大気開放はヤバイです。
 そこで活性炭を使った排気浄化器を業務用を参考に作成して使用していました。
 使用した活性炭は熱帯魚水槽用で0.9kgx5袋で、4.5kgです。

 当初は木材の彫刻程度しかやっていなかったので、エアアシストは熱帯魚用の4L/minというものを使用して、排気浄化器の後ろにトイレファンという構成で運用していましたが、十分な浄化が出来ていました。
 しかし、シナベニア合板4mm厚とか桧板5mm厚とかを切断し始めると、エアーアシストが追い付かないため、盛大に焦げて炎が見えるほどになり消炎が不完全なことが判明しました。このため最近使用頻度が下がり押し入れの肥やしとなっていた、エアブラシ用の排出量20L/minに変更しました。

 そうすると加工中の炎は消えて切断面もよくなりましたが、今度は加工機の隙間から煙が漏れてきました。
 原因は排気不良で加工機内の気圧が高い状態になっていたことが原因でした。
 私が作った排気浄化器で使用している活性炭は水槽の浄化用なので粒子が小さいことと、浄化経路が50cm以上の長さであったため、排気抵抗が高くなり排気が追い付かなくなっていました。
 そもそも活性炭だけで煙を浄化する発想が甘く、トイレファンの800L/minという能力に安心して、十分に余裕があると思っていたのですが、実際は活性炭を0.9kgへ減少させても能力不足でした。

 このことから排気浄化器を再設計することとしました。
改良型のポイントとして、
1.フィルターにHEPAタイプを使用して徹底的に煙を無くす。
2.活性炭は0.9kgと少量とし、脱臭を主体にする。
3.HEPAフィルター前に掃除機用紙パックを使用して、粉塵の浄化を強化する。
4.コストを安くする為にトイレファンを2機直列に使用して排気能力を強化する。
5.メンテナンス性向上と加工物毎のフィルター構成を変更しやすい構造とする。
6.フィルターの替わりに食材を置けば燻製が出来る、スモーカー機能を搭載する。
7.誰でも作れるようにCADデータを公開する。

 最後のスモーカー機能はギャグではありませんよ!(笑)
 桧とか本当にいい焦げ臭がして、薫材としても使えるそうなのでいいと思いませんか?
 もちろん冷燻ですから、チーズとかいけると思うのですが。

 ということで次回、完成品を発表します。では。